長野であったかい家を作りたい!という希望の場合「ホクシンハウス」があがってくるかと思います。今回はホクシンハウスについて特徴とされるFB工法による全館空調システムのメリット・デメリットについて、さらに初めてのモデルハウス体験談もご紹介します。
目次
ホクシンハウスの家はなぜ暖かいのか!?FB工法の全館空調システムとは
「あったか、あったかホクシンハウス♪」という歌を聞いたことがあるかも知れません。私も通勤中に毎日ラジオで聴いています。
我が家は「とにかくあったかい家」にしたかったところ、この歌が耳に残っていたので、新築の資料請求をするときにホクシンハウスも候補に入れました。
実際モデルハウスに行くとめちゃくちゃあったかい家でした!!
モデルハウスは普通の自宅よりもあったかいみたいですが、あの一条工務店のモデルハウスよりも私も妻もホクシンハウスの方があったかいと感じました。
この暖かさは独自の「FB工法」によって出来上がっているようです。
FB工法の家
快適な暮らしは「断熱」・「気密」・「換気」・「冷暖房」による基本性能のバランスで決まるようで、FB工法では最小の機器と最小の燃費で暮らせる建物が一体となり、快適環境を提供してくれる24時間全館空調システム
つまり1年を通して快適な温度で生活できる家です。
FB工法の仕組み
このFB工法の仕組みは初めて聴いた時はいまいちよくわかりませんでした。公式サイトの動画を見ていただくのが一番かと思いますが、簡単に説明します。
出典;ホクシンハウス;FB工法
まず「熱交換型換気扇」は夏は室内の冷えた空気を利用して入ってくる外気を冷やし、冬は暖まった室内の空気を利用して、冷たい外気を暖めてから室内に入れるというシステムとなります。
出典:ホクシンハウス
さらに床下エアコンからの冷気・暖気をダクトではなく室内の壁と断熱材の間にある「内部通気層」を通して家全体に循環させる仕組みとなっています。
私ははじめダクトを使って空気を各部屋に送っていると思っていましたが、違っていました。
出典:ホクシンハウス;FB工法
この仕組みにより6面輻射(床・天井・4面の壁)冷暖房の全館空調となっています。これがかなりあったかいです。夏はこれから体感してみます。
出典:ホクシンハウス;FB工法
さらに汚れた空気は「熱交換型換気扇」で排気されます。
出典:ホクシンハウス;FB工法
これがFB工法の仕組みとなっています。各部屋が周り中から温められるので夏は涼しく・冬は暖かい「1年を通して快適な温度で生活がおくれる!」ようです。
全館空調に必要不可欠の高気密・高断熱
- 断熱;高断熱により外気温の影響を受けにくい
- 気密;高気密により熱が逃げにくいため冷暖房効率が良い(光熱費もおさえられる!)
ココがポイント
- 断熱性能;省エネ基準の2倍以上(断熱性能を表すUA値の平均値(2019年)は0.32W/㎡・K。)
- 気密性能;高気密住宅の30倍以上(気密性能を表すC値の平均値(2019年)は0.16㎠/㎡。)
以上のようにどちらもかなり高い性能数値となっています。ちなみにUA値・C値共に数字が低い方が性能が高いということです。
ネットで検索すると、各ハウスメーカー ごとの数値がランキング化されていますので確認してみてください。
ホクシンハウスの場合特に気密性能のC値がすごくて、0.16㎠/㎡は32坪の家で隙間面積の合計が20㎠、これは家の隙間の合計が名刺半分以下の大きさしか無いようです。
床下エアコン
ちょっとわかりづらいですが、こんな感じで床下にエアコンを設置します。基本は1台のようですが、家の大きさによっては2台以上設置する場合もあるようです。エアコン1台であんなにあったかいなんて信じられないです。
さらにこのエアコンは普通の家庭用エアコンというのも驚きです。これによりもし壊れてしまっても機器交換が楽で低コストのようです。
FB工法のメリット・デメリットとは
FB工法のメリット
1.温度差のない暮らしができる
FB工法の全館空調では1年中温度差のない暮らしができるため、冬でも薄い布団でOK。つまり厚手の布団や厚手のパジャマを買う費用をおさえられ、それらを収納するスペースも必要なし。
吹き抜けでもあったかいので、開放感のある間取り作りができる。
2.身体への負担が少ない
温度差のない暮らしにより「血圧変動による身体へのリスク」「熱中症リスク」など身体への負担を減らすことができるようです。
3.家にも負担がかからない
室内の湿った空気がガラスなどで冷えて結露する窓ガラスなどでの「表面結露」、暖かい空気が壁の中で冷えて結露する「内部結露」で人や建物に影響が出ます。
- 表面結露;カビ・ダニが人体に影響(喘息やアトピー)
- 内部結露;木材にカビ、腐りなどを発生させる
FB工法では結露を発生させず、人や家にも負担がかからない
4.とにかくコストを削減できる
初期費用・ランニングコストの削減
出典:ホクシンハウス
以前記載したように全館空調のデメリットの一つに「初期費用が高い」というものがあります。
ホクシンハウスのFB工法では初期費用もおさえられるようです。
またエアコン1台だけなのでランニングコストもおさえられます。
メンテナンスコストも削減
出典:ホクシンハウス
もし全館空調が壊れてしまったら・・・
ホクシンハウスの場合は家庭用のエアコンを交換だけなので、メンテナンス費用もおさえられます。
メディカルコストも削減
「断熱」・「気密」・「換気」・「冷暖房」による基本性能のバランスで快適な生活がおくれると、身体への負担も減り医療費の削減になります。
その他のメリットとして「部屋にエアコンが無いのでスッキリする」「外の音がほとんど気にならない」
FB工法のデメリット
これにに関しては一般的な全館空調のデメリットも併せて記載します。
- 部屋の温度を個別調整するのは難しい
- 空気が乾燥しやすい
- 季節の変わり目や朝晩の寒暖差が厳しい日など、「ちょっと肌寒い」「なんだか蒸し暑い」時の温度設定が難しい
- 各部屋についているフィルター掃除が大変
- 機器が故障すると家中の冷暖房機能が止まってしまう
- 室内の音が全体的に響く
今回メリットをたくさん記載しましたが、やはりデメリットもありますので確認していきましょう!また実際に住み始めてから何か良い点・気になる点など出てきましたら追記していきます。
モデルハウス訪問
2020年12月某日、フルリフォームから新築へと気持ちを切り替え気になるメーカーの資料請求をしました。
もちろんホクシンハウスにもお願いしたのですが・・・
速攻で携帯に連絡が入りました。
この時のオペレーターの方は
こんな感じのやりとりで、正直最初の印象は「グイグイくる感じなのかな!」
私としてはあんまりグイグイ来られるのは好きではないです。あまり興味がないハウスメーカー でしたらすぐに日時を決めることはなかったと思います。
我が家が初めて訪れたモデルハウスは、現在他の会社に売却されたようです。
長野市の西和田にあった「グリーンシードハウス」でした。
グリーンシードハウス;企画住宅(現在はGREEN SEED selectです)
訪問したのは2020年12月中旬で寒い日でした。
モデルハウスに入ってまず感じたことが・・・
「あったかい!!」でした。
部屋に入ってあったかいのはわかるのですが、玄関がすごく暖かいのはびっくりでした。
担当してくれた方は非常に親身になって接してくれました。グイグイくる感じではなくホッとしました。
まずはホクシンハウスについて、続いてFB工法についてなどの説明を受け、私たちの希望を伝えました。
建設予定地にどの程度の家が建つのかがわからなかったので、まずは何坪ぐらいの家が建てられるのかを確認していただきたいとお願いしました。
後日現地にて測量をしてどの程度の家が建てられるかお話しします、ということでお願いしました。ちなみに測量に関して料金は発生していません。
また今後記載しますが、実際に料金が発生するのは「申し込み」をする時です。
その後3棟建っているモデルハウスを全て見学して初日を終えました。
まとめ
今回は長野のホクシンハウスのFB工法による全館空調システムについて、メリット・デメリットを含めてご紹介しました。我が家はデメリットを含めてもこのFB工法で家を建てたいと思っています。また現在までに担当していただいた方は2人ですが、お二人ともとても親身になって対応していただいているので、そこも含めてオススメできる会社ですのでぜひホクシンハウスも確認してみてください。